澄み渡る秋晴れの 10月25日土曜日、博多で第3回翠友会九州支部総会(於 博多グリーンホテル)が開催されました。母校から三好彰校長・倉光望先生、旧教員の大木章次郎先生・戸井良治先生、翠友会から粟屋会長・高嶋事務局員をお招きし、(6~44期の)二十余名の会員が集合しました。繁竹支部長・粟屋会長・三好校長から挨拶がありました。冒頭から広島学院法人合併の話題で会場はどよめきました。本年度の活動として、新年会(平成26年1月22日)・卒業記念会(平成26年3月1日)・カープ応援ツアー(平成26年5月20日)が報告されました。

本会でもっとも印象深いのは、大木神父のお話を拝聴できることです。私の世代は在学中に大木神父に教わる機会はなかったのでありますが、この会で毎年お言葉を拝聴しております。厳しさの中でお示しになる大木神父のひとときの優しさは、なにごとにも代えがたい響きを持って心にこだまします。在学中に直々に教わった先輩の卒業生方がお集まりになられるのも、ひとえにこのお話を楽しみにされているからでしょう。このたびは、終戦間近の御自身の体験を通して命の大切さを説かれました。

 

もう一つの楽しみは、直々に教わった先生方のお話を拝聴できることです。戸井先生は、ご自身の思い出としての理科の実験のおもしろさを述べられ、理科教育の真髄を説かれました。お話しを通じて、当時の理科実験室での私どもの喧騒を懐古いたしました。戸井先生は、私が高校2年、3年のときの担任でもありました。ごあいさつしたところ、開口一番「あんた、やせたんやない?」。28年たっていても、当時の先生と生徒になるんですね。

 

倉光先生は、福岡から広島に転勤され、福岡の海の幸の良さを今になって実感されていることを話されました。倉光先生が泰星高校に勤められているころに、私たち26期の同級生3人が大学一年生のときに訪問したことを、覚えておられました。

 

引き続き、出席者全員が近況を報告しました。佐賀で私立高校の先生をされている卒業生がおられ、別の卒業生から「息子がその学校の生徒です」といった発言もありました。本当に不思議な縁です。懇親会は出席者全員で校歌を斉唱し、最後は“博多手一本”で締めました。

 

参加者の職業は医師と学校の先生が多いためか、なんとなくお上品な印象の会です。母校&翠友会の温かい後方支援がいただけることに感謝しつつ、末永く九州支部会が発展しますことを祈念します。

 

 

 

(文責:牟田(26期))

九州1 2374