2017年度の翠友会サロン・ホームカミングデー関連行事は、31期が担当いたしました。2017年度の翠友会サロン・ホームカミングデー関連行事は、31期が担当いたしました。先輩方が積み上げた実績を汚すことのないよう、また現役学生の一大イベントである文化祭に参加させていただく、その責任の重さを感じつつも、楽しみながら準備を進めて参りました。本年の初めに在広メンバーを中心とする幹事を選出し、話し合いを重ねた上で、先輩方の積み上げたものを踏襲しつつ、31期としての個性を出していこうということで、懐かしの授業と、教室を借りての展示の2本立てで行こうという運びになりました。
【懐かしの授業】31期が入学した時の学年主任、その後も担任・副担任として31期がお世話になった河野先生による音楽の授業を行っていただきました。31期51名参加のもと、音楽室にて打楽器の実演を交えた授業。「瞑目」から授業を開始しようと企む我々の意図とは裏腹に、先生の軽妙な語り口が止まりません。「リズム」に主題を置いた授業、まずは8ビートを刻むレッスン。数名ずつスティックを手に打楽器を実際に叩いていきます。肩に力が入りすぎるもの、スティックの叩く場所が一定しないもの、またはリズムそのものが刻めないもの、笑いと歓声が入り混じる中、やはり中心は厳しい指摘の中にもユーモアを忘れない河野先生の声。限られた時間の中で、31期の学院在籍当時のエピソードなどを交えながらも、音楽に対する思いをお話ししてくださっていました。後日伺ったのですが、今回の懐かしの授業、例年に比べて担当の同期の関係者以外の方も多数ご来場して頂いていたそうです。その大勢の参加者の熱気も最高潮の中、最後は現役の医師でもありながら、音楽活動を続けている志々田君、久行君を中心としたメンバーによる演奏で大歓声のフィナーレを迎えました。60分という限られた時間の中でしたが、聞くものを飽きさせない、衰え知らずの話術、そして音楽に対する熱い思いを感じることができた貴重な授業でした。この年齢になって、恩師の薫陶を受けられる我々は幸せ者なのだろうと思いました。
【展示】30期の先輩方の企画を引き継ぎながらも、31期としての個性も出したい、その流れの中で来場される保護者の方々、現役生、また将来の学院生、様々な立場の方に楽しんでもらいながら、ちょっと内輪の盛り上がりもお許し頂きたいということで、今年は① 現役の生徒(高1)からの質問に31期が答える② こんな31期生が居ます。ということで何人かピックアップして31期の紹介。③ 当時の制服、教科書、体操服、英語の教材テープから成績表(!?)まで展示という3本立ての展示を行いました。現役生の質問に関しまして、時期的にもギリギリの依頼に快く応じて下さった32期生で現職の中村先生への感謝をまず表明させていただきます。現役生の質問も様々でした。進路の質問からから将来の職業選択への質問。ちょっと変化球のような質問。現役の後輩たちの生の声を聞くことができ、なおかつ簡単にではありますがそれに回答できたことは、後輩との交流を深めることができた貴重な経験でもあり、先輩として責任を伴うものでした。回答者の選定にあたっては、一部の31期に負担が偏ってしましましたが、それを感じさせない名回答、珍回答が多く、皆様に楽しんでいただけたのではないかと感じました。そして31期の紹介、当時の教材、制服等の展示は、どちらかといえば内輪に向けた展示のつもりでしたが、31期の紹介は保護者の方々、当時の教材等は現役の諸君の関心をそれなりに惹きつけていたのではないかと思いました。
【打ち上げ・同窓会】夕方5時からの打ち上げは、翠友会の役員の方々に店の予約等大変お世話になりました。粟屋会長をはじめとする事務局の先輩方と、高3 当時に担任いただいた中村先生、井上先生、そして河野先生をお招きして、盛大な会となりました。久しぶりの再会に話題は尽きず、一瞬で当時の距離感で会話できる同期という人生におけるかけがえのない存在を改めて良いものだなと感じることができました。そして会の締めに、河野先生指揮のもと、全員で校歌斉唱。各々の胸に様々な思いが去来する中、打ち上げは終了しました。その後の2次会にもほぼ全員が参加しまして、深夜まで大いに盛り上がりました。
【最後に】幹事を拝命してからの約一年、自分の至らなさを痛感する日々でありましたが、三谷先生をはじめとする現職の先生方、常に後輩に気をかけて下さる翠友会の先輩方、多忙な中懐かしの授業、打ち上げに参加して頂いた恩師の先生方、そして共に準備を担当してくれた同期、当日遠方からも駆けつけてくれた同期、すべての皆様のおかげで素晴らしい一日になりました。心より感謝いたします。この行事が来年以降も引き継がれ、翠友会の良き伝統となることを願いながら、開催報告を締めくくらせていただきます。
(31期 若山武矢)